「健康先進国」の知見と実績を世界へ。

世界中で起こる政治的混乱、紛争や災害に関わる人道的危機を抱える昨今において、自国だけでなく世界規模で問題に向き合い解決していく姿勢は安全保障やマクロ経済戦略で最も重要な課題の一つです。

そのなかにあって、国際社会全体で人々の健康問題に焦点をあてソリューションの構築や実施に取り組む“グローバルヘルス”は、持続可能な世界平和や進展に必要不可欠といっても過言ではありません。

2016年5月に開催された「G7伊勢志摩サミット」でも、グローバルヘルスの発展に具体的な尽力を重ねていくことで参加各国にて合意形成がなされました。こうした世界的な潮流のなかでも、議長国である日本が特に注力したのが、保健・医療システムの改革です。

「健康先進国」としての知見や実績を世界へ発信することを目的に、国内におけるグローバルヘルス政策の重要機関として2016年10月に「グローバルヘルス政策研究センター(以下、iGHP)」は設立されました。

iGHPの主要な連携パートナーである「国立国際医療研究センター(NCGM)国際医療協力局」は1986年の創立以来、保健医療分野における日本を代表する国際協力機関として、厚生労働省や外務省、独立行政法人国際協力機構(JICA)、世界保健機関(WHO)などと連携しながら、開発途上国での技術協力プロジェクトへの専門家派遣、国内外の保健医療人材の育成、国際保健医療の研究を通じて国際協力を行ってきました。

「NCGM」の歴史を牽引しつつ、よりグローバルな視点で革新的な医療政策を日本から発信することをミッションにiGHPは保健医療分野の世界的リーダーを目指し活動しています。

MISSON

健康先進国の知見を、世界とつなげる。
研究、人材育成を通して、グローバルヘルスのさらなる発展を。

国際保健医療協力に関する研究

iGHPの重要なミッションの一つは国際保健医療協力に関する研究です。私たちは様々な地域における支援プロジェクトと密接に連携・協力し、これらのプロジェクトの効果と効率を高めることを目標にしています。
また、支援プロジェクトから集積される知見の質と量を向上させ、当該国の保健システムの改善や、それに伴う国際保健活動の改善を実施していきます。

ヘルスシステムおよび保健医療分野の研究

iGHPでは、国際保健医療協力領域で以下の研究に従事しています。「WHO協力センターとしてヘルスシステムに関する研究」、「海外拠点を活用した保健医療分野の研究」、「人材育成」など。システムイノベーションや外交の経験・技術を駆使し、国際保健活動の現場における効率的かつ、正確な情報収集と集積の手段を構築。また、集積した情報や研究結果を活用した研究のコンサルテーションも提供しています。

派遣専門家が中心となって行うヘルスシステムの研究や、途上国における保健医療分野の研究の質を高めるのと同時に研究者の負担を軽減することで、さらなる実践的な研究実現を可能にします。

次世代グローバルヘルスリーダーを育成

私たちはさまざまな国際保健医療協力活動に、革新的な研究アプローチで取り組みます。そして、獲得した知見を集積し、人材育成という視点でも積極的に活用。日本の次世代グローバルヘルスリーダー・国際的政策研究人材育成に寄与します。

日本へ、そして世界へ向けての政策提言

国や自治体への医療・保健政策提言もiGHPの重要なミッションの一つです。国際保健プロジェクトにおける体系的なデータ収集と評価を支えるICTプラットフォームを構築・運用し、情報収集と施策評価のシステムづくりをすることで、諸外国または地方自治体の効率の良い政策立案を支援します。そのほか、ICTプラットフォームや世界に広がる国際ネットワークを活用することで、より実効性のある国際医療協力活動の支援を推進して、iGHPのエビデンスに基づく政策提言機能の向上にも資することが可能になります。