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センター長挨拶

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グローバルヘルス政策研究センター長の磯博康です。

本センターは英語でInstitute for Global Health Policy Research と称し、通称iGHPと呼ばれています。

2016年10月に国立国際医療研究センター内に設置されたセンターです。

グローバルヘルス政策研究の分野は非常に広く、医学、保健学、福祉学、疫学、社会学、経済学、医療人類学、そして政治学、外交学など、多角的な学問的プローチを必要とします。そして、有効な政策提言につなげるには、現場での実践経験に裏打ちされた科学的視点からの評価、分析を行うことが求められます。そのため、iGHPでは、国際医療協力局の海外でのグローバルヘルス事業(専門家派遣、研修、評価研究)とも密接に連携しながらプロジェクトを進めており、実務家にとっては研究を、研究者にとっては現場経験が積めるユニークな研究拠点です。

また、iGHPは、人材育成に特に力を入れています。それは、一にも二にも日本ではグローバルヘルスに関与する人材が諸外国に比べて非常に少ないからです。例えば、WHOを例にとると、日本人の正規専門職員数は約40名で、拠出金に応じた適正職員数の3分の1に至っていません。このような状態は他の国際機関についてもあてはまります。

iGHPは、国際機関の人事情報の提供、応募への支援、採用試験に勝ち抜くための研修を行っているグローバルへルス人材戦略センターと緊密に連携して、国際機関でのグローバルへルス人材の育成を支援していきます。

iGHPは、世界の広域を行き来する鳥が次の飛躍に向けて羽を休める、いわゆる「止まり木」の研究拠点の機能も果たします。我々とともに研究を進めた人材が、国際機関、大学等、他の研究機関へと羽ばたき、さらにその新しい拠点でiGHPと連携して、人材育成がさらに発展することで、日本のグローバルヘルス人材養成の主要拠点となることを目指しています。

そのため、iGHPでは、特任研究員、客員研究員などの制度があり、大学の博士課程等に所属しながら研究に参加することができます。また、ポスドクの方、大学等で非常勤で働いている研究者も応募可能です。

グローバルヘルスに興味と熱意のある方は、事務局までご連絡ください。

2020年 盛夏