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【論文】若林客員研究員らによるコロナ禍における飲み放題利用と問題飲酒に関する論文がBMJ openに掲載

若林客員研究員、磯センター長らによる論文「Is flat rate pricing for unlimited alcohol consumption associated with problematic alcohol consumption patterns?: A cross-sectional study  with The Japan COVID-19 and Society Internet Survey」がBMJ openに出版されました。

本論文では、COVID-19禍における飲み放題利用者に対する、問題飲酒と関連するかどうかについて論じています。2022年2月に実施された日本における全国インターネット調査の横断データを用いて、過去1年間の飲み放題利用している飲酒者とアルコール依存症のスクリーニングテスト(AUDIT)のスコアとの関連について、評価しました。その結果、飲み放題利用者は、飲み放題を利用していない飲酒者に比べ、AUDITスコアにおける問題飲酒(スコア8点以上や機会大量飲酒)との有意に関連しました。以前より、国際的にアルコールの有害な使用の予防のためにも、飲み放題といった飲酒促進システムのリスクが指摘されています。コロナ禍において、飲み会などの自粛が続く中において飲み放題を利用する者がいることから、飲み放題に対する適切な政策の在り方についてさらなる研究の必要性について示唆されました。

詳細は以下からご確認いただけます。
http://dx.doi.org/10.1136/bmjopen-2023-079025