【論文】タイ王国との共同研究論文が、Global Health Research and Policyに掲載

タイ王国政府、タイ国民医療保障機構（NHSO）、Prince of Songkla University、国際協力機構（JICA）との共同研究による論文が、Global Health Research and Policyに掲載されました。

本研究では、タイの人口の約75%が加入する国民医療保障機構（National Health Security Office: NHSO）のデータベースを用いて、急性冠症候群の患者を対象に、冠動脈造影検査（CAG）と経皮的冠動脈形成術（PCI）を受けた者と受けなかった者の死亡率を比較しました。CAG、PCIを受けた者は、受けなかった者に比べて入院中および5年間の死亡率が有意に低かったことが明らかになり、タイ王国におけるCAG、PCIへのアクセスを改善していくことの重要性が示唆されました。