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【論文】糖尿病患者が眼科受診を勧められた認識を持つことと糖尿病網膜症の検査を受けることの関連について論文公開
この研究では、茨城県つくば市が国民健康保険加入者を対象に実施した「糖尿病に関するアンケート調査」の質問票回答とレセプト・健診データを連結した匿名データを用いて眼科受診に対する患者の認識と糖尿病網膜症検査(眼底検査)の実施率の関連を調査しました。その結果、糖尿病を自覚するアンケート回答者290人のうち、医療者から眼科受診を勧められたと認識している群は認識がない群と比べて、眼底検査の実施率が2倍以上高く (72.9%対30.1%)、さらに、正しい眼科受診頻度を知っている割合も高い傾向でした。医療者が患者に眼科受診を勧め、眼科受診に関する患者の認識や理解を高めることが、眼科受診、眼底検査実施を促進するために重要であることが示唆されます。
論文:
https://dom-pubs.pericles-prod.literatumonline.com/doi/10.1111/dom.16164
プレスリリース:
https://www.tsukuba.ac.jp/journal/medicine-health/20250131140000.html