コンテンツにジャンプ

トップページ > 【論文】磯センター長、射場上級研究員らによるオミクロン株流行期のCOVID-19感染後の罹患後症状とワクチン接種の関連に関する論文が公開されました。

【論文】磯センター長、射場上級研究員らによるオミクロン株流行期のCOVID-19感染後の罹患後症状とワクチン接種の関連に関する論文が公開されました。

この研究では、2022年7~8月(いわゆる第7波)にCOVID-19に罹患しHER-SYSに登録された東京都品川区在住の20~69歳までの患者7,936人を対象として、感染後約6ヶ月後に自記式質問調査を行い、COVID-19ワクチンの接種回数・時期と罹患後症状との関連を分析しました。その結果

  • 対象者のうち罹患後症状を有していた人の割合は8%でした。
  • ワクチン非接種者と比較して、3回以上接種した人において罹患後症状の頻度が低いことがわかりました。
  • このワクチン接種との関連は、罹患後症状のうち神経症状で明らかでした。

この結果から、ブースターワクチンが罹患後症状のリスクを低減する可能性が示されました。

論文:https://doi.org/10.1016/j.cmi.2024.12.002