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【論文】六藤上級研究員らによるアルファ株・デルタ株流行期のCOVID-19入院患者における1年後の罹患後症状に関する英文原著論文が公開

2021年4~9月(いわゆる第4、5波)にCOVID-19に罹患し、共同研究機関20施設に入院し生存退院した20歳以上の患者1,040人を調査対象とした。感染から約1年後に自記式質問調査を行い、罹患後症状とその関連因子、メンタルヘルスとの関連について分析を行った。

  • 罹患から約1年後時点で、COVID-19罹患後症状を有していた人の割合は45%
  • 主な症状は、息切れ、倦怠感、筋力低下、集中力の低下、睡眠障害、ブレインフォグ
  • 罹患後症状がある人では、罹患後症状のない人の約4倍の割合で不安やうつの症状有り
  • 1年後時点の罹患後症状と関連因子は、40歳以上、女性、入院時のCOVID-19重症度、過去喫煙者、感染時期がデルタ株流行期

 

論文URL: https://doi.org/10.2188/jea.JE20240179