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【論文】木村客員研究員・細澤主任研究員らによるCOVID-19パンデミック下における都道府県別COVID-19病床使用率とCOVID-19患者の院内死亡率との関連に関する論文が公開されました
日本のCOVID-19パンデミック下(2020年5月~2022年11月)における入院先の都道府県のCOVID-19病床使用率とCOVID-19患者の院内死亡率との関連を検討した。
・COVID-19病床使用率が上昇するほど全院内死亡率も上昇し、病床使用率25%未満と比べて25%~50%未満でOR 1.35(95%CI 1.19-1.54)、50%~75%未満でOR 1.89(95%CI 1.66-2.16)、75%以上でOR 2.16(95%CI 1.80-2.58)であった。
・この関連は、70歳未満の若年層、および、新規変異株が出現した第4波(アルファ株流行期)と第6波(オミクロン株流行期)で強かった。
・パンデミック時には、病床逼迫を防ぐことが関連院内死亡を軽減するためにも重要な公衆衛生戦略であることが示された。
論文詳細:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jea/advpub/0/advpub_JE20240395/_article/-char/en