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【論文】若林上級研究員らによる孤独感とハイリスク飲酒への変化に関する論文がInternational Journal of Environmental Research and Public Healthに掲載

若林上級研究員、磯センター長らによる論文「Loneliness and Increased Hazardous Alcohol Use: Data from a Nationwide Internet Survey with 1-year Follow-up, 2021-2022」がInternational Journal of Environmental Research and Public Healthの「特集:コロナ禍を踏まえたリスク層のメンタルヘルスケア」にて出版されました。

本論文では、COVID-19禍における孤独感と問題飲酒への変化について論じています。2021年2月と2022年2月に実施された日本における全国インターネット調査の縦断データを用いて、2021年時点での高い孤独感を感じていた人が、2021年から2022年においてハイリスク飲酒に変化かしたかどうかを評価しました。アルコール依存症のスクリーニングテスト(AUDIT)のスコアを用いてハイリスク飲酒を同定しました。高い孤独感を感じていた人は、孤独感感じていないまたは低い人と比べ、AUDITスコアにおけるハイリスク飲酒(スコア15点以上)になることと有意に関連しました。本研究では、長期化する新型コロナウイルス感染症の影響によって対人交流が制限されたり、飲食店での酒類提供が制限されたりする中で、孤独感がハイリスク飲酒の要因になるかどうかについて、明らかにしました。

詳細は以下からご確認いただけます。
https://www.mdpi.com/1660-4601/19/19/12086/htm