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【論文】若林上級研究員らによるCOVID-19医薬品のWHO緊急使用リスト掲載に関する論文がGHM openに掲載

若林上級研究員、磯センター長、国際医療協力局との連携によるLetter論文「Global extension of Japanese medical products related to COVID-19: a survey of WHO Emergency Use Listing」がGHM Openにオンラインで先行公開されました。本研究では、WHOが新型コロナウイルス感染症への対策に対する緊急使用リスト(Emergency Use Listing)に着目して分析しました。緊急使用リストとは、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態において、その時点で得られている臨床データを基に、ワクチン、治療薬、体外診断用医薬品に関して安全性や有効性、品質を審査し、早期に緊急使用するための手続きのことです。この緊急使用リストにどの国の製品が掲載されているのかを調べました。2022年1月時点において、日本国内で承認された抗体/抗原検査キット(体外診断用医薬品)は71製品ありますが、日本製品でEUL掲載されたものはありません。日本製品は日本で製造されているアストラゼネカ社が開発したワクチンのみがEUL掲載されています。緊急時に日本の医療製品が国際的にも活用されるためにも、普段からの医療製品の国際公共調達を見据えた取り組みの重要性について論じています。

 

詳細は以下からご確認いただけます。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/ghmo/advpub/0/advpub_2021.01032/_article/-char/en