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杉山主任研究員らによる「Different incidences of diabetic retinopathy requiring treatment since diagnosis according to the course of diabetes diagnosis: a retrospective cohort study」がScientific Reports誌に掲載されました。

本論文では、健保組合のレセプト・健診データであるJMDC Claims Databaseを用いて、観察期間中に糖尿病と診断された126,696名の患者における、糖尿病の診断経緯ごとの網膜症治療の発生率を調べました。結果として、糖尿病の診断からの期間(みための有病期間)は同じでも、糖尿病診断時の経緯の違い(直前に健診受診なし且つ診断とともに処方が始まったか、それとも直前に健診受診でHbA1c高値がはじめて指摘されたか)により、網膜症治療の発生率が大きく異なりました。これは糖尿病診断時の経緯の違いによって糖尿病診断前の有病期間に違いがあるためと考えられ、みための有病期間だけでなく診断時の経緯の違いにも注目するべきであるという示唆が得られました。

詳細は以下からご確認いただけます。

https://doi.org/10.1038/s41598-023-37551-w