コンテンツにジャンプ

トップページ > 新着一覧 > 【論文】細澤主任らによるコロナ禍が日本の思春期世代のメンタルヘルスに与えた影響を検討した論文が米国児童思春期精神医学会の学会誌Journal of the American Academy of Child and Adolescent Psychiatryで公開されプレスリリースを行いました。

【論文】細澤主任らによるコロナ禍が日本の思春期世代のメンタルヘルスに与えた影響を検討した論文が米国児童思春期精神医学会の学会誌Journal of the American Academy of Child and Adolescent Psychiatryで公開されプレスリリースを行いました。

この研究では、東京近郊の一般思春期児童の約2000人の縦断調査データを用いて、コロナ禍(2020年3月~2021年9月)が16歳児の抑うつ症状に与えた影響を検討しました。
その結果、コロナ禍が2年目に入るにつれて、思春期、特に男子の抑うつ症状が悪化したことが示されました。一方女子においては、初期の学校閉鎖期間中は抑うつ症状が一時的に軽快し、その後コロナ禍前と同水準に戻りました。

これらの結果からは、思春期世代、特に男子のメンタルヘルス支援策の充実が必要であることが示唆されました。

論文:
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0890856723021275

プレスリリース:
https://www.ncgm.go.jp/pressrelease/2023/20231122084104.html